NAMARA TriP

山、川、海が育む自然を対象に、なまら旅して、なまら撮る。

ニセコの山麓にて

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 先週はフルマークスのツアーに参加し、滑り好きな大人たちと1年ぶりにニセコへ滑りに行ってきました。旅の間は、ウッドペッカーズのオーナー兼ニセコなだれ調査所の所長として知られる新谷暁生氏(以下、新谷さん)にお世話になりました。

 昨シーズンに比べて今シーズンのニセコは連日好コンディションが続き、滑ることの楽しさを改めて感じることができました。新谷さん曰く「昔のニセコのように雪が降っている」とのこと。

 新谷さんはシーズン中の毎朝、日が昇る数時間も前に起床して圧雪車で山へ向かい、雪の状況を確認して「ニセコなだれ情報」を発信している。以前から知っていましたが、間近でそれを見ると、頭が下がる思いで一杯になった。

 その昔、容易にコース外の新雪を滑ることができるニセコでは、コース外での雪崩による事故が多発していた。その背景からニセコルールが制定された。ルールの根本は「滑走の自由を尊重する」そして「事故を起こさせない」こと。毎日発信されるニセコなだれ情報によって、その安全が保たれている。

 今のニセコが世界から注目されているのは、少なからずこれらの活動が長い時間をかけて普及した結果なんだと感じました。

 新谷さんは今年で70歳になる。「いつまでこんなこと続ければいいんだ」と嘆いたのは印象的でした。身体ももう限界が近づいていると言っていたが、年齢を感じさせないその滑りには圧倒しました。

 ニセコなだれ情報に終わりがきた時、今のニセコはどうなるのか。そんなことを深々と降る雪の中、リフトの上で思いました。

 

 (写真上)ニセコモイワスキー場にて、リフト乗車前の新谷暁生

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