Free Traveler

山、川、海が育む自然を対象に、なまら旅して、なまら撮る。

日向山〜白砂を目指した夏の旅〜

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 2017年07月15日(土)

 山梨県北杜市にある日向山へ行ってきました。標高1,660mの山頂西側には、雁ヶ原と呼ばれる花崗岩の露出したザレ場があり、花崗岩が風化してできた白砂が広がっています。

 日向山の麓には、尾白川渓谷と呼ばれるエメラルドグリーンの美しい清流が流れており、日向山と合わせて楽しむことができます。

 この話は、登山初めての同級生を引き連れて、「南アルプスの天然水と渓谷トレッキング」と銘打ったが、現実はとても険しかった夏の旅の記録です。

探勝路

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 09:45am

 海の日を含めた3連休初日ということもあり、中央自動車道は渋滞気味だったが、多少の遅れで登山口である尾白川渓谷入り口に着いた。毎年のことながら、海開きしたのに山に行くのはなぜなのか。

 尾白川渓谷は家族連れのハイキング気分で来る人が多いが、その実は険しい登山道が続いている。甲斐駒ヶ岳へ続く黒戸尾根の玄関口でもあり、竹宇駒ヶ岳神社が鎮座しているため、入山前には登山届と安全を祈願しよう。

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 日陰と日向のハイコントラスト。

 千ヶ淵までは沢沿いを歩くことができ、子どもたちがはしゃいでいた。

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 以前は沢で気持ちよく顔を洗ったりしていたが、動物の死骸や排泄によって汚染されていることを聞いた後に異様な泡立ちを見てしまうと、同じことはもうできない。

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 だんだんとトレイルがワイルドになってきた。

 少し前に事故も起きているため、気をつけて進みたい。

www.sankei.com

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 深緑と影に隠れたエメラルドグリーンの清流が夏を感じさせる。

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 足元を見たくない橋もある。

 「尾白川渓谷探勝路」と呼ばれているようで、気分は探検家のそれに近い状態。

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 渓谷を抜けると林道に出た。

 古くは重機などが行き交っていたのか、長いこと使われていない道路のようだった。

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 探勝路の最後は、マイナスイオンを間近で感じることができる錦滝で一休みした。

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 シャワーのように降り注ぐ滝が気持ちを和らげる。

 昼食で同級生のヤマウチ君はコンビニで買い込んだうどんで消耗したエネルギーを補充していた。

砂の上の眺望

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 錦滝から日向山への登山道は崩落等があり、現在通行不可とされている。

 それでも行く場合は、自己責任となるので気をつけよう。

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 山頂間近に近づいた頃、足元が白砂に変わってきた。これが噂の砂場なんだと気持ちが高まったが、砂に足がとられて思うように前に進まない。

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 まるで蟻地獄。

 地元のトレラン選手が山頂まで来て、この砂場を利用してトレーニングしているというのを聞いたことがある。

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 左の岩場は山頂ではない。

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 登るまで景色が皆無だったため、この眺望に満足してくれたに違いない。

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 登りきると、低山とは思えない開放感溢れる眺望が待っていた。

 八ヶ岳の全容が見えて、新たな目標ができた模様。

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 矢立登山口を目指して下山を始める。

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 とても歩きやすいハイキングコースだった。

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 下山は3人とも小走りで、トレイルランニングさながらの動きをしていた。

 

日向山を旅して

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 「砂の山に行ってきた。」

 どこかで似たようなフレーズを聞いたことがありますが、山頂に白砂がある山は数多くはないでしょう。長い年月を経て風化した花崗岩が、現代になっても白砂として山頂一帯に広がる姿はどこか時代の流れを感じるところがありました。

 初めての登山プランとしては予想以上の険しさがあったかもしれないが、それも思い出として無事下山できたことがきっと次への気持ちに繋がることでしょう。

 さて、梅雨も明けて暑さ厳しい盛夏に突入し、夏山の始まりですね!

日向山の位置