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Free Traveler

なまら旅して、なまら撮る

黒斑山〜冬のカルデラを歩く旅〜

20140223_Mt.Kurofu 011

 2014年02月23日(日)

 群馬県と長野県の県境にある浅間山の外輪山最高峰である黒斑山に行ってきました。

 カルデラを形成する黒斑山の東には、活火山である浅間山が良く観え、その姿を眺めるために四季を通じて登山者が多く行き交っています。

 厳冬期でも比較的とりつき易いこともあり、高気圧に覆われた1日を利用して登ってみました。

冬のカルデラ

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 午前7時20分。

 標高2,000mで雲の海が広がる朝を迎える。正面に見える八ヶ岳は雲を突き抜けていた。

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 今回もスノーシューをレンタルするため、ビジターセンターが開くまで高峰温泉ロビーで待機。ストーブの暖かさが心地良く眠ってしまいそうになる。

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 先行者のトレースがたくさんある中歩き始める。人気の多い山のためトレースが多い。活火山である浅間山の火山活動が活発になった際は、周辺の山々でも入山規制が張られるため、登山前に確認が必要になる。

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 緩い斜度の登り始め。時折スノーシューのベルトが抜ける。

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 早朝の雲海は時間の経過とともに消え、山麓の街並みが見えるようになった。

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 振り返ることなく一心不乱に歩き続けているミヤのトレースを辿る。

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 浅間山が少し見えてきた。

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 トーミの頭と呼ばれる場所に出ると、浅間山の全容がはっきりと見えた。

 雪が少ないせいなのか、活火山で暖かいせいなのか、いずれにせよ浅間山周辺は雪が付いていないように感じる。

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 トーミの頭より黒斑山へ向け進む。

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 ゲレンデウェア上下による冬登山は、体温調整が難しいことを知ったミヤ。

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 抜けるような青空のもと、冬の静けさと活火山の荒々しさを堪能する。

 黒斑山は元々、綺麗な円錐型の山であったが、約3万年前の爆発によって、今歩いている尾根を境に山が削れ落ち、馬蹄形カルデラの断崖になった。僕らが歩いている足元はそんな場所。

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 今日は北アルプスもはっきりと見える。

 西高東低の冬型の気圧配置は日本列島に雪をもたらす。ここ長野県では、白馬岳を中心とした北アルプス北部へ向かうにつれて、積雪の多いことがわかる。

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 午前10時35分。

 標高2,404mの黒斑山に到達した。ここまで来ると浅間山がほぼ同じくらいの高さに感じる。

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 風もなく穏やかな天候。あの山が活火山なんて信じられないくらい静寂な空間。

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 黒斑山からさらに奥へ。黒斑山以降は賑やかだった雰囲気も少し落ち着き、わずかに感じる風の音だけが聞こえる。

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 浅間山に登山道が見える。浅間山へ行くのであれば、それ相応の準備をして臨もう。

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 トラバース。

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 蛇骨岳から望む上信越の景色は白く、広かった。

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 天候が安定しているので、腰を据えて食事をすることにした。

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 食事の準備をしていると浅間山から噴煙が上がってきた。

 噴火の予兆なのかと思い、少し驚いた。

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 特別なものではなく、活火山である浅間山では頻繁に発生するようだ。

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 ランチタイムを終えて、来た道を戻る。

 麓から見える山はとても清々しい。

 その逆もまた然り。

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 下山後は高原の温泉、高峰温泉へ。玄関先に犬が待機していた。

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 日の短い冬の空が八ヶ岳を照らす。

 こうして冬のカルデラを歩く旅を無事終えた。

 

黒斑山を歩いて

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 あらゆる情報や道具を駆使して進もうとする。

 危険を冒してまでその場所へ行こうとする。

 そこでしか見ることができない景色を求めてその場所を目指そうとする。

 僕たちは理由をつけては自身の行為を正当化しようとする。

 きっとそれは集団で生きる人々から排他的に扱われる行為。

 。。。 

 活火山と聞くと危ないイメージがありますが、条件さえ合えば今回のように素晴らしい時間を体験することができるでしょう。

 特に、冬の澄んだ空気と雪の中での静寂な時間は、日常の生活を雪のない街で過ごす僕にとって特別なものでした。

 次は活火山の状況を見て、違う季節に訪れてみたいですね。

 

 

黒斑山の位置

 

 

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